記事を読む
アプリを作るだけでは終わらない ― “伝わるアプリ”を考えるようになった話
-
「作る」だけではなく、“伝わるアプリ”を考えるようになった話
- 動くだけでは完成ではないと感じたこと
- 作る側”と“使う側”の感覚の違い
- スマートフォン表示で気づいたこと
- アプリ開発は“改善の積み重ね”
- ノーコード開発を通して感じたこと
-
試行錯誤することの大切さ
-
今後について
「作る」だけではなく、“伝わるアプリ”を考えるようになった話
前回のコラムでは、はじめてのアプリ開発を通して感じた「使いやすさ」について書かせていただきました。
現在もBubbleを使いながらアプリ開発を続けていますが、開発を進める中で、最近あらためて感じていることがあります。

それは、「機能を作ること」と「相手に伝わるように作ること」は、まったく別の難しさがあるということです。
以前は、「まず動くものを作る」ことに意識が向いていました。
しかし、実際に開発を続けていく中で、“使う人の視点”について考える機会が増えてきました。
動くだけでは完成ではないと感じたこと
最初は「動くこと」が目標だった
開発を始めたばかりの頃は、
・ボタンが動く
・データが保存できる
・画面遷移ができる
といった、一つひとつの機能を実装すること自体に達成感を感じていました。
思った通りに動いた時はとても嬉しく、「アプリを作れている」という実感がありました。
実際に使う視点で見ると課題が見えてきた
しかし、画面を作り続ける中で、「動けば完成ではない」ということに少しずつ気づくようになりました。
例えば、
・どこを押せば良いかわかるか
・初めて見る人でも迷わず使えるか
・必要な情報が整理されているか
など、実際に利用する側の視点で考える必要があると感じる場面が増えてきました。
作る側”と“使う側”の感覚の違い
開発者は画面を理解しすぎてしまう
開発している本人は、画面構成や操作方法を理解しています。
そのため、
「これくらいなら分かるだろう」
と思ってしまうことがあります。
ですが、初めて使う人にとっては、小さな違いでも大きな迷いにつながることがあります。

小さな違いが使いやすさを変える
例えば、
・ボタンの位置
・文字の大きさ
・説明文の有無
・入力項目の数
など、少しの違いだけでも、画面の印象や操作のしやすさが大きく変わることがあります。
多くのWebサービスや業務システムでも、機能の多さだけではなく、利用者が迷わず操作できるUI/UXの改善が重視されています。
最近では、機能を増やすことよりも、 「どうすれば自然に操作できるか」 を意識することが増えてきました。
スマートフォン表示で気づいたこと
PC、ipadとスマホでは見え方が大きく違う
特に印象的だったのは、スマートフォン表示についてです。
PC画面では問題なく見えていた配置でも、スマホで確認すると、
・文字が詰まって見える
・ボタンが押しづらい
・画面全体が見づらい
といった問題が出ることがありました。
PCとipad画面

スマホの画面
実際の利用環境を意識するようになった
最近では、作業途中でもスマホ表示を確認しながら、
「実際に使う時にストレスがないか」を考える機会が増えてきました。
特に社内アプリの場合は、PCだけではなくスマートフォンで利用される場面も多いため、見やすさや操作性の重要性を強く感じています。
アプリ開発は“改善の積み重ね”
作って終わりではない
開発を続ける中で感じたのは、アプリ開発は“完成して終わり”ではないということです。
実際に使ってみることで、
「もっとこうした方が分かりやすい」
「この操作は減らせるかもしれない」
といった改善点が次々に見えてきます。
少しずつ改善していくことの大切さ
最初から完璧を目指すのではなく、少しずつ改善を積み重ねていくことも大切だと感じています。
特にノーコード開発では、修正や改善を柔軟に行いやすいため、実際に触りながら調整していく重要性を実感しています。
ノーコード開発を通して感じたこと
技術だけではなく“相手視点”も必要
ノーコード開発というと、
「簡単にアプリが作れる」
というイメージを持たれることがあります。
実際、コードを書かなくても画面を作成できたり、機能を追加できたりするため、以前よりもアプリ開発に挑戦しやすい環境になっていると感じています。
しかし実際に開発を進めてみると、単純に「作れる」というだけではなく、
・どうすれば伝わるか
・どうすれば迷わず操作できるか
・どうすれば使いやすく感じてもらえるか
など、“使う人の立場で考える力”も非常に重要だと感じるようになりました。
「作りたいアイデア」を形にできる面白さ
また、ノーコード開発を通して大きく変わったのは、「アイデアの見え方」です。
以前は、
「こういう機能があったら便利そう」
と思っても、それを実際に形にすることは難しいものだと感じていました。
ですが、Bubbleを使いながら開発を経験する中で、
「まずは試してみる」
「実際に動かしてみる」
という考え方が少しずつできるようになってきました。
また、開発の過程では、画面の見やすさや使いやすさに関するフィードバックや改善提案をいただくこともあり、自分では気づかなかった視点に触れる機会がありました。例えば、画面の導線や入力項目の整理など、細かな部分がユーザー体験に大きく影響するという点です。こうしたやり取りを通して、より「使う側の目線」で設計を考える意識が少しずつ強くなってきています。
完成度を最初から求めるのではなく、まず形にしてみることで、新しい気づきや改善点が見えてくることも多くあります。
ノーコード開発を通して、単にアプリを作るだけではなく、“業務改善を考える視点”も身についてきたように感じています。
成功事例
実際にBubbleを活用した成功事例も多く存在しており、短期間でサービスを立ち上げ、ユーザーを獲得しているケースもあります。例えば、Bubble公式ブログでは、開発初期の段階からノーコードでプロダクトを構築し、短期間で大規模なユーザー獲得につなげた事例も紹介されています。このような事例を見ると、ノーコード開発は単なるプロトタイピング手段ではなく、実際のビジネスとしても成立し得る技術であると感じます。
“自分の業務アプリ開発においても参考になる視点が多く…”
他人がノーコードを活用して、アイデアの段階からユーザー体験へとつなぐギャップを埋めている事例 buy ticket case を見て、このような反復的なアプローチがプロの現場でも標準的な手法であることに自信を持つことができました。
試行錯誤することの大切さ
もちろん、開発を進める中では思った通りにいかないことも多くあります。
画面が崩れてしまったり、
設定がうまく反映されなかったり、
何時間考えても原因が分からないこともあります。
ですが、その分、少しずつ問題を解決できた時の達成感も大きく、「まずやってみること」の大切さを感じています。
今後について
まだ試行錯誤を重ねている段階ではありますが、実際の開発を通して得られる気づきや学びは多く、日々理解が深まっていると感じています。
ユーザーの視点で考え、皆様の日々の業務を少しでもスムーズにするツールを作りたいと考えています。
今後も、開発を通して得た知見や改善の工夫などを、少しずつ発信していけたらと思います。
記事情報
CreationDate
2026.06.01
Category
SubCategories
Author
DX チーム スーさん